西尾維新の力ある文章がすきだ


近所のコンビニで缶角ハイボールを買って帰る.さっそく呑んでみたけど濃さもなかなかよい感じ.自分で作れば1杯50円ぐらいなので,200円近くするのはちょっと高いかも.新幹線の中で呑みたいのでコンビニ以外でも売ってほしい

帰りに本屋によってめだかボックスを買おうと思ったら,売ってなかった.ほかのジャンプコミックスは売ってるので出てない,というわけではないと思うんだけど.めだかボックスの原作者は西尾維新.新作が出ると買っている数少ない作家のひとり

いま僕が小説を読むのに一番重視しているのはエンタテイメント性.あまり考えなくてもよいものを選びたい.小説もマンガも芸術なんかじゃなくて娯楽なんだと思っている.元が娯楽だったのに芸術だ云々言い始めたメディアから衰退していると思う.もっと欲望に正直に,ただ楽しむために手に取っている.そして,西尾維新の小説は自分にとって満足できるエンタテイメントだ

アニメや映像作品は面白いけどあくまで作った人がすべてを提供する.人も声も音楽も風景も.想像力の入り込む余地は少ない.最近は原作付きのアニメを見て原作のほうを読みたいと思うことが多い.断片であるセリフに力があるのに,映像にも音楽にも見せ方にも力がない.負けている.原作を読めばもっと想像力を励起させてくれるという期待が湧くのだろう

西尾維新はとにかく文章に,言葉選びに,力がある.想像力を豊かにさせてくれる.文を読んで頭の中にこびりつく言葉の数々はそれを思い出すたびに脳の神経を刺激する.アニメの化物語は途中までしか見てないがいい出来の作品だと思う.文字を映像に取り込んで力を借りる.いろんな演出を組み込んで原作の世界を表現しようとしている.だが,圧倒的に,足りない,言葉が,足りない.もちろん原作を表現するためにアニメでやっている訳ではないだろうが,表現したいなら,すべての文を画面に表示し,地の文まで一言一句すべからく読み上げるべきだ.それはまったく意味がない.ただ自分でその文章を読めばいいのだ

僕は批評が苦手だ.自分がするのも他人がするのも.もちろん洞察力も足りないし,それを表現する力もない.ただ楽しむために読むしかできないからだ.だから今後も西尾維新を楽しむために読んでいく,そしてもっとその言葉に翻弄されたい

本日の通勤

  • 野性の呼び声
  • MORI LOG ACADEMY 3

本日の録画消化

  • こばと
  • ザ☆ネットスター 夏休み増刊号