WebDAVはふつうFTPなどでサーバにファイルを置きますがその代わりにHTTPのプロトコルでファイルを置きます。実際のWebの構成と同じディレクトリとしてアクセスできるので直感的にファイルの配置が可能です。Webの作成者は将来的にFTPではなく、WebDAVでファイル転送するようになるでしょう。
10.2でWebDAVを有効にするのはとても簡単です。PHPの時と同様に/etc/httpd/httpd.confをsudoで編集します。そして下記の2行のコメントをはずします。
#LoadModule dav_module libexec/httpd/libdav.so
#AddModule mod_dav.c
またそのほかの設定も書き込もうと思いますが、私の趣味的ではありますがここは別ファイルに書いてインクルードします。httpd.webdav.confとでもしておきます。
DAVLockDB /Library/WebServer/DAVLock
DAVMinTimeout 600
またWebDAVを有効にするディレクトリはユーザのものにしておきます。etc/httpd/usersにあるそれぞれのユーザの設定ファイルをsudoで書き換えます。下記のようにDAV onの1行を書き加えます。
<Directory "/Users/lapis/Sites/">
Options Indexes MultiViews ExecCGI
AllowOverride None
Order allow,deny
Allow from allDAV on
</Directory>
続いてロックファイルを作成します。
[Alice:~] lapis% cd /Library/WebServer
[Alice:/Library/WebServer] lapis% touch DAVLock.dir
[Alice:/Library/WebServer] lapis% touch DAVLock.pag
[Alice:/Library/WebServer] lapis% sudo chown www DAVLock.*
終わったらApacheを再起動します。