PCI Expressメモ

PCI-X 2.0とPCI Expressのインパクト

PCI-X
既存のPCIをベースにサーバ向けの拡張を施した
PCI-Xでは最大133MHzは2倍
最大転送速度はPCIの2倍である1066Mbytes/s
バス・プロトコルの改良により、バスの使用効率を高めている

PCI Express
ポイント・ツー・ポイントのシリアル伝送を採用
当初のバス・クロックは3GHz前後、データ・レートは2.5Gbits/s程度

PCI Expressの位置付け
片方向のポイント・ツー・ポイント接続を、双方向分となるように2本単位(この最小構成を「レーン」と呼ぶ)でまとめたもの.1レーン 2.5Gbits/s 将来的には2x(5Gbits/s)、4x(10Gbits/s)といったデータ・レート
現時点ではデスクトップPCでは汎用I/O用に1レーン(双方向で500Mbytes/s)と、グラフィックス用に16レーン(同8Gbytes/s).サーバには上記に加え4レーン(2Gbytes/s)と8レーン(4Gbytes/s)の利用が想定.データ・レートで比較するなら前者はPCI-X 266相当、後者はPCI-X 533相当
PCI-X 2.0の応用分野はほとんどサーバに限られる。デスクトップPCへの応用は、コスト的に限りなく困難だし、ノートPCに用いることは規格上想定さえされていない。PCI Expressはまったく新しく開発された、すべてのPCセグメントをカバー可能なI/O技術であり、両者は並立可能