トラックバックについて考えてみる

いわゆるブログを始めたのが2003年9月末ですがトラックバックに関してちゃんと考えたことがなかった(よろしくないですね)ので,いくつかのサイトから追って自分なりの考えをまとめておくことにしました.その流れで実名匿名や儀礼的無関心にも繋がっていたので考えてみました.

トラックバックを受ける側として - トラックバックポリシィ】
いろいろ読んでみて結局自分で判断することにしました.というわけで送るのは自由だけど削除するのも自由というポリシィでいくことにしました.極めてふつうです.

トラックバック・ポリシーを作ろう。ルールやマナーに悩む人のための作成ガイド [絵文録ことのは]2005/05/24

トラックバックを送る側として】
最低でも記事中から当該記事へのリンクは必要なのかなと思いました.送ろうかどうか迷うことは多いのですが,迷ったらSBM登録だけにしておきます.今回は明らかにタイムリィではないので送るのはやめておきます.

トラックバックの有効な使い方を考える [絵文録ことのは]2003/12/09
the world loves the wannabees. | Similarity Trackback はお断りだ!

トラックバックについて考えたこと】
トラックバックでは概要が送られるわけだけどその際ほとんどの場合記事の最初にリンクと引用が含まれる.MTなどで概要が自動生成されるツールではトラックバックを送った先で表示されるのは「リンクと引用」なわけです.リンク先をもともと言及しているのに意味無いですね.できるだけ概要も書くようにします.もしくはblockquote部分は概要に入れないとかできるのかな?それができれば引用もリンクもblockquoteに閉じこめておけば特に作業が必要ないんだけど.

いまスパムTrackbackを防ぐためにMt-Blacklistを使っているけれどMT本体にも送られてきたTrackbackの最初の状況(保留とか登録されている先からのみ許可)を決めることができれば,と思っていました.いろいろ見ているとそれはちょっと違うのかもしれない.言及の即時性みたいなものが求められているのですね.だからこそrel=nofollowという属性が必要になってきたのかな.でもせめて拒否リストへの登録を簡単にして欲しいですね.

【実名・匿名】
これは特にリンク無しで.

ハギワラルリというのは匿名です.本名は極力インターネット上に現れないようにしています.これは特定のひとたちに存在を知られたくないという意図もありますが,草の根BBSでは匿名がふつうだったからですね.本名を開示しても信頼性の向上などに影響が出る人は一部だけのような気がします.芸能人なんかは芸名の人が多いと思いますが,本名をまったく知らずに芸名を聞いてテレビで見たことのある人だからというだけで信頼されて詐欺とかしますから結局変わらない.ちなみに本名を開示しても信頼の向上にならないのはそもそも信頼のないハギワラの問題ですが.

儀礼的無関心
インタネットはなんらかの対処をしていない限り誰にでも見られる可能性がある.インタネット上のこの事実は教えてもらうなりしないとまったくわからない.それを(特にインタネットに関する技術的・歴史的素地のないひと)すべての人に伝えるのはムリだとは思う.だからこそ見られたくない人を守る必要もあるのかなと思う.いま発信のカタチで増加しているであろうレンタルブログの提供元はもう少しこの点に真剣に取り組む必要があるでしょう.

で,ハギワラはどうかというと現在は儀礼的無関心ということをしようとは思ってないですね.見えたらばっちり見ちゃう,そして教えてあげる.最近はてなRSSに片っ端からFF11のブログを登録しているのですが,最初はRSS普及の元にしようと思っていたのです.しかし最近はブログがいくつあるのか知りたいという興味の方が大きくなってきました.その中でよいデザインのブログや内容のおもしろいブログを多々発見しています.それでもそれらのサイトを世に知らしめたいとかあまり思いません.もちろん登録はやめて欲しいと云われたらやめますが.

あるコミュニティサイトの以前やっていた掲示板はそれこそウォッチャや巨大掲示板だけで話題にしておけばもっと楽しめただろうに.結局ちょっかい出してきたために閉鎖することにしました.いろんなオトナになれない人たちが巻き起こした一悶着でしたね.…そういう人間のフリをして過剰に反応するのがいちばんおもしろかったのかな?いまさらですが.

ARTIFACT 〓人工事実〓 | ネット教習所をシステムとして作る−儀礼的無関心について−

【まとめ??】
ネットに接続するようになって10数年たちますが共通認識を作り上げるのはムリだと思ってます.人間有史以来6000年,そんなものが産まれたこと1回もないわけです.生命の誕生からはもっと長い間になりますから.まぁうまく折り合っていきましょう.うまく行かなかったら撤退するという選択もあるので実生活よりマシですね.