本を遅く読むことについて再び考えてみる(本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)/平野啓一郎)

理由は一応あって買ってはいないんですが

梅田紀伊国屋で表紙見て手にとって見た.まえから本を遅く読むことを実践しようとは思っている(→d:id:lapis25:20060421:1145594388d:id:lapis25:20050608:1118196545)のだけどまだまだ早く読んでしまう.リリーディングなども挙げられていて自分が目標としていることは書いてあるような.また,速読や多読が悪いと説明しているようには感じませんでした(読んでないので確実にはいえませんが).あくまで読書の一手法であり,個人の事情や時代の流れとは切り離されたところにあるのではないでしょうか

買わなかった(読もうとしなかった)理由というのは自分なりのプロセスを見つける作業を怠ると身につかないということです.特に自分なりに形を作ろうとしている途中なのであまりよくない気がします.プロセスが悪い方向に固定化しそうと感じたときには読むかもしれません.そのための記録ということで

ちなみにいまやっているのは

  • ゆっくり読む
  • 何度も読む

が基本です.今後習得していきたいのは個々の言葉と文章と構成のつながりを認識して,それがどのような相互効果が生み出されているかを読み取ることです.その先には書くという実践があるのですが,いま思ったのですがそれもやったほうがいいような気がしました

技術書などは実践・実験しないと意味無いのでそのあたりの手法を身につけるのも含めないとなかなか効果が実感できません.前は本を読んで理解したような気になっているのはいかんと思ってましたが,本だけでは限界あるのはわかっていたことだと思い直しました.なのでほどほど理解したら次に進んで,別の本読んで,コードを書いていきもう一度その部分を読んだときに前回と比べて理解が少しでも進んでいるかどうかを意識することにしてます

理解をするためにコードの世界に没頭して解を見つけていくというようなやり方にはあこがれますが,如何せん頭も遅いが手も遅いので時間が足りない.コードを書かない(書けない)時間にも技術を習得する方法として使っていこうかと

本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP新書)

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