文庫の意味

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)

ハンニバル戦記を読み終わったので購入.1巻の最初の「『ローマ人の物語』の文庫刊行に際しての、著者から読者にあてた長い手紙」を読んで,1巻から読めばよかったなと思った.

製本の際の折り方から、「オッターヴォ」(八ツ折)と呼ばれた小型本でしたが、厚さのほうも、当時の男たちの一般的な服装であったシャツとその上に着ける胴着の間にはさめる程度。

文庫はその誕生から持ち運ぶことを主体として産まれたのである.ハギワラは文庫を好む.その理由が誕生のときからのものであるということがわかったのがうれしい.