いろいろKENT本がどうとか云われてますが,批判はごもっともで.ちょっとアレはないよな,と思ってしまいます.
じゃあ,何で始めればいいわけ?と思うわけです.実はプログラム初心者向けであるPerlの入門書って存在しないような.パッと思いつくのは初めてのPerlなんですが,プログラム初心者向けじゃないでしょう?あくまでCとかシェル使いでPerl初心者向けかと.しかも洋書の翻訳です.翻訳の文章って意外と読んだこと無い人って多いんじゃないかと.そういうところに抵抗感がある人もいるような気がします.どこかのレベルを超える時には洋書の翻訳はもちろん,原書や原文を読む必要があるわけですが.
あのはてなやMixiで使ってるPerlというのを勉強してみようと思った初心者いたとします.初めてのPerlを手にとって見たもののすぐに諦めるとか,もっと簡単そうなPerl/CGIとか書いてある本を手にとってしまって停滞する.とかいろんなところで日々起こっていると思います.
そういう状況を簡単に予想できるだろうにKENT本を見て笑うしかしてないのは日本のPerlコミュニティにとって損害ではないかと.まぁ,自分の知らないところで何かが展開している可能性はあるんですが*1.いいかげん第一線にいる人たちが日本において,Perlという言語を選び,プログラムというものに第一歩を踏み出そうとしている人に向け,何かを作る時期にきてるんじゃないでしょうか?
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*1:まるごとPerl! Vol.1も違いますよねぇ?見る限り→インプレスブックス - 本、雑誌と関連Webサービス