これは自分の中ではかなりのヒット.西尾維新では一番好きだ.阿良々木のツッコミが好きだ,女の子が普通にエロいのが好きだ.電車の中で読んでいたので笑いすぎて困った.にやついたかなり怪しいおっさんだったろう
なんというかいままでの西尾維新よりキャラがいい.いままで書いていたキャラが同人誌で書いてるどこかのアニメや漫画のキャラだとすると(ちなみにこれ悪い意味で書いてません),今回の作品はキャラまで完全オリジナルの西尾維新的作品という感じを受けた
西尾維新がなぜ好みかと考えるといつもマンガを思い出す.彼の作品はマンガなんだと思う.小説というのはもちろん文章で物事を表現をしようとするわけだが,彼はマンガの代わりに小説で表現している.同じことを森博嗣の作品でも思ったことがある.なんというかマンガとは単なる画材の違いのような.結局頭の中の世界や表現を直接投影する手段としての小説
作品とは直接は関係ないけれどこの講談社BOXというのは非常に魅力的な形態だ.重さといい紙質といい理想的といってもいいかもしれない.単行本と新書と文庫本のいいところをすべて取り入れてある画期的なスタイルのような気がする.たぶんファウストからの流れをくんだ本なんだろう.書体も本によって違うみたいだし.来年から毎月出版で西尾維新の作品も出るようだし目が離せないな
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 37人 クリック: 625回
- この商品を含むブログ (733件) を見る
- 作者: 西尾維新,VOFAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 34人 クリック: 167回
- この商品を含むブログ (552件) を見る