デザイナにバージョン管理(subversion)を使ってもらうために人柱を建てた

というわけで,説明+ハンズオンを2時間ほどやった.最初に人柱になったデザイナは自分とつきあいもそこそこ長く,コンピュータのリテラシも高め.案件の規模も手頃.経験も積んでいることもあって,利点はすぐに理解してもらえたようだ.うまくいくかはわからないけど始まったのは大きい.今回の導入の前提や考えてるポイントとか列挙

前提

  • デザイナは全部で8人
  • 3人はコンピュータ使用のリテラシもモチベーションも高め,アプリも使いこなす
  • 2人は新しいツール・習慣に拒否反応を示す可能性アリ
  • 現在のファイル管理は共有フォルダを使って,日付でバックアップ作成(><)
  • プログラマだと「バージョン管理使わないのは幼稚園児までだよね」とかで済む(ぉ)のだけど,デザイナはそうも云ってられない

目的

  • 度々作業中に先祖返りなどが起こり,そのたびに四苦八苦している
  • バックアップが面倒なので解消したい
  • プログラムチームとの共同作業も多く,プログラマsvnを導入しているので同じように管理したい

考えてるポイント

  • ツールの使い方の伝達
    • プログラマが直接教えるより,デザイナ同士で使い方を共有する
    • 最初はハンズオンで教えてとっかかりを作る
  • 使い始める案件を精査する
    • スケジュールが押してる案件や大規模な案件から使い始めることを避ける
  • 使い始める人も選び・順番に拡大
    • まずはリテラシの高い中からひとり,その後リテラシの高い人間に広める
    • 運良くリテラシの高い人間2人はチームリーダなのでそこからの伝達を期待(もちろん補助も)
  • 管理の対象も順番に拡大
    • まずは出力したhtmlやDreamWeaverのテンプレートなどを管理するところから始める
    • 画像ファイルなどの管理は次の段階で
  • 導入を焦らない
    • 導入により混乱が見られる場合は運用を即時取りやめる→案件を確実に処理することを重視
    • とにかく丁寧にマニュアルなどで解説して,ワークフローに組み込んでいくことが重要

導入例求む

どこかに「こうやって導入して成功/失敗しました」などの情報がないでしょうか.難しいって云われて終わりのところが多いのかなぁ